2018/10/11

20181006-08 大台ヶ原(日出ヶ岳、サマーコレクション)

・メンバー;m、[A]
・旧友Aと今年2回目の内地プチ遠征。台風接近で直前まで実施が危ぶまれたが、台風はギリギリ初日の昼頃には日本海を北上してくれた。
・10/06;伊丹空港でAと待ち合わせ=(レンタカー)=大台ヶ原ビジターセンターP(入山手続き)=和佐又山キャンプ場
 台風が抜けて青空も広がり平地では30度近い気温。しかし大台ヶ原に近づくにつれ気温も下がり、雲の中に突入、ついに土砂降りとなる。さすが日本で最も降水量の多い地域だと納得する一方、翌日の登攀を諦め、最終日に賭けることにする。大台ヶ原は入山人数調整されており、事前の予約とビジターセンターでのレクチャー受講が義務づけられている。レクチャーは16時からだったが、クライミング目的だと伝えると我々のためだけに1時間以上前にも係わらず短縮バージョンで開いてくれた。その後1時間の距離にあるキャンプ場に移動し、やっとビールで安着祝い。2人でワイン2本を空けた。
・10/07;キャンプ場=大台ヶ原P-サマーコレクションのアプローチ確認、日出ヶ岳(大台ヶ原最高峰)-大台ヶ原P=上北山温泉=キャンプ場
 サマコレはアプローチが判りづらく、昨年壁を抜けた後に道を見失いビバークしたパーティもあった、という話をビジターセンターで聞いたので、時間もあるし念のため確認に行く。その後、大台ヶ原最高峰の日出ヶ岳を登る。といっても駐車場から頂上まで約20分。なんとAは今回の山行で日本100名山完登!ここを最後に持ってくるところがAらしい。
・10/08;キャンプ場3:30=4:30大台ヶ原P4:50-6:07サマコレ10:35-11:20大台ヶ原P=小処温泉=伊丹空港
 帰りの便を考えて伊丹空港に18時には着きたい。サマコレが渋滞することを予想し、3時起きで1番乗りを目指す。今日は快晴で満天の星空だ。ヘッドライトを着けて取付へ、幸い先行パーティは居ない。サマコレは全9ピッチのフリールート。高度感抜群のすっきりした壁で、人気ルートらしい。奇数Pをm、偶数PをAがリード。2,4Pが微妙なスラブ登りで難しく、7,9Pが高度感を特に感じる気持ちの良いピッチと感じた。グレードは最高でも10cとのことだが、全体的に辛め。5.8のピッチでも侮れない。2人とも慎重かつ軽快に登攀し、楽しみながら予定時間内に抜けることができた。
・今回も満足な山行だった。訳あって登攀中の写真はない。


<日出ヶ岳頂上より太平洋を望む>